2021.2【今月の一枚】かぐや姫 三階建の詩
こんばんは。
2月も今日で終わりですね。
だんだん暖かい日も増え、バイク日和となってきました。
さて、先月に引き続き今月の一枚企画第二回です。
2021年2月に私が選ぶ一枚はこちら。
かぐや姫 三階建の詩です。
「詩」と書いて「うた」と読みます。
・概要
1974年3月にリリースされた第2期かぐや姫の4枚目のアルバムです。
前作「かぐや姫さあど」に収録されたシングル「神田川」が大ヒットしたことを受け、南こうせつが3人のメンバーそれぞれに均等に印税が入るようにと提案し、それぞれで曲や歌詞を持ち寄り完成させたアルバムと言うことで「三階建の詩」と名付けられたそうです。
解散前のオリジナルアルバムとしては最後に位置付けられるアルバムですが後にライブ盤「かぐや姫LIVE」、解散時のベストアルバム「かぐや姫フォーエバー」を経て1978年の再結成時に「かぐや姫・今日」が発表されることになります。
ジャケットは見開き形式でオフショットやライブ演奏時の写真が印刷されています。
こうせつさんがGibson DOVEを抱えている写真は意外とレアな気がします。
こちらはスタッフクレジット。
当時スタジオミュージシャンとしてフォークのありとあらゆるレコーディングで活躍してきた石川鷹彦さんの名前ももちろんクレジットされています。
流石フォークの神様。使用楽器の多さに驚きです。
・楽曲解説
収録曲
A面
1.人生は流行ステップ
2.22才の別れ
3.あの日のこと
4.南風知らん顔
5.君がよければ
6.赤ちょうちん
B面
1.雨に消えたほゝえみ
2.うちのお父さん
3.なごり雪
4.おまえのサンダル
5.この季節が変われば
6.こもれ陽
収録曲を見るとオリジナルアルバムなのにも関わらずベストアルバムのような内容の濃さがあります。
中でも22才の別れ、赤ちょうちん、なごり雪はフォークファンなら誰でも知っている名曲です。
名曲揃いの収録曲の中で私が特に好きなのは「この季節が変われば」です。
シングル「赤ちょうちん」のB面にも収録されている曲です。
作詞:伊勢正三 作曲:山田つぐと(山田パンダ)の二人が作った曲でパンダさんらしいシンプルなコード進行の中に正やんさんの暖かい歌詞がマッチした隠れた名曲だと思います。
歌詞カードにはインクの垂れがそのまま印刷されていたりパンダさんの愛猫紹介や絵心のある画伯こうせつのイラストが書かれていたりとユーモアたっぷりです。
これだけでアルバムを買う価値があります。笑
最後に個人的な思い出ですがかぐや姫のアルバム収集で最後に買ったアルバムが「三階建の詩」でした。
有名なアルバムなのにも関わらず私が探していた頃はちょうどどこのお店も在庫がなかったりと探すのに苦労したアルバムです。笑
でもそう言う経験がレコードコレクターの楽しみだったりしますよね。
皆さんはどうですか?
ではまた来月!