2021.7【今月の一枚】長渕剛 風は南から
こんにちは。
気づけば8月も間近で暑い日が多くなってきました。
学校の方も来週あと1日通えば夏休みです。
学生生活最後の夏休みなので有意義に過ごしたいものですがどうなることやら…。
今日は久々にアルバム紹介です。
2021年7月の一枚はこちら。
長渕剛 風は南からです。
現在とは想像もつかない爽やかさ。笑
・概要
1979年3月にリリースされた長渕剛の記念すべきファーストアルバム。
長渕剛は1977年に「雨の嵐山」をリリースするも不発に終わり、翌年10月にシングル「巡恋歌」で再スタートします。
注目すべきはスタジオミュージシャンの豪華な顔ぶれ。
フォークの神様石川鷹彦はもちろん、ティン・パン・アレーの鈴木茂、松任谷正隆、林立夫などの面々が関わっています。
ファーストとは思えない豪華さ。
余談ですが、最近はっぴいえんど関連を収集しているのですがこんなところに鈴木茂がクレジットされているとは全く気付きませんでした。
たまには収集済みのアルバムを聴き直すのも大事ですね。
ジャケット背面(写真上)と歌詞カード表紙(写真下)
黒を基調としたシンプルさが印象的です。
・楽曲解説
収録曲
A面
1.俺らの家まで
2.僕の猫
3.いつものより道もどり道
4.訣別
5.カントリー・ワルツ
B面
1.待ち合わせの交差点
2.不快指数100%ノ部屋
3.今宵最後のブルース
4.君は雨の日に
5.巡恋歌
6.長いのぼり坂
巡恋歌と俺らの家までは現在も度々コンサートで披露される人気曲です。
不思議なことに「風は南から」は2ndアルバム逆流に収録されていてこちらには収録されていません。
本来なら表題曲であったはずですが何故でしょう…。
このアルバムの中で私のお気に入りは「不快指数100%ノ部屋」から「今宵最後のブルース」の流れです。
ビートルズの「Blackbird」風のフィンガーピッキングの曲から泥臭いブルースになる雰囲気が長渕剛の音楽的ルーツを感じさせます。
超個人的な意見ですが、アナログ盤でアルバムを全曲通して聴くと不思議と「今宵最後のブルース」の音が一番良いような気がします。
ボーカルのコーラス感とベースの低音が雰囲気を演出しているのだと思います。
まだ横浜にレコファンがあった頃、○枚以上買うと○円引きのシステムを利用して初期の長渕作品を大量に集めていました。
気づけばレコード店も少なくなってしまって悲しい限りですが良い盤を探し求める日々はまだ当分続きそうです。