2021.10【今月の一枚】Cliff Richard & The Shadows 映画サンダーバードサウンドトラック
こんばんは。
一ヶ月間を空けての今月の一枚再始動です。
とは言え、今年も今月を合わせてあと3枚の紹介になりました。
来年はこの企画が続くか分かりませんが、少なくともあと3枚はお楽しみください。
2021年10月の一枚はこちら。
バリー・グレイ/クリフ・リチャード/シャドウズの映画サンダーバードサウンドトラックです。
たまには趣向を変えてサントラ盤を引っ張り出してきました。
今回はこの中からトラック13〜16に収録されているクリフリチャード&シャドウズの楽曲を中心に紹介したいと思います。
・概要
アルバムは1992年発売ですが、映画が上映されたのは1966年のことでした。
1966年と言えばビートルズが来日した年になります。
サンダーバードとは1965年からイギリスで放送されている特撮人形劇です。
ジェリー・アンダーソンによって作られた近未来的なリアルな世界観が人気となり、世界中でファンを獲得しました。
かく言う私もその一人。
もう21世紀でしたが、幼い頃からVHSやテレビの再放送で頻繁に観ていました。
このサウンドトラックは映画で使用されたオーケストラの他、挿入歌として使われたクリフリチャード&シャドウズの演奏が収録されています。
・楽曲解説
トラック1の「サンダーバードのテーマ」はサンダーバードを知らない人でも一度は耳にしたことがあるほど有名なマーチです。
他にも、映画のみに使用されたトラック7の「ゼロ・エックスのテーマ」などからは当時のイギリスのオーケストラの雰囲気が伝わってきます。
トラック13の「シューティング・スター」からトラック16まではシャドウズの演奏。
中でも、「シューティング・スター」はクリフ・リチャードのボーカルも入り、かなりポップなナンバーとして聴くことができます。
映画内ではクリフ・リチャードの子孫(設定)とシャドウズが人形になって演奏するシーンがとても印象的で、子供心に大好きなシーンでした。
ビートルズがデビューする前から活動していたイギリスのロックバンドということで世間的にもう少し評価があってもいいのではないかと個人的に思っています。
シャドウズの演奏は基本的にインストですが、歪みのないクリーンなギターサウンド、特にハンク・マーヴィンが奏でるギターは魅力的です。
幼少期から聴いていた「シューティング・スター」は私にとって音楽の原体験の一つだと改めて感じています。
初めて聴いたロックはずばりこれと言っていいと思います。
今回紹介したアルバムはCDですが、クリフリチャード&シャドウズの演奏のみを集めたアナログEP盤があるようで、ぜひ手に入れたいものです。
最近は金欠も相まってレコード収集に行けていないので来月にはまたレコード店に行きたいところです。