待望の製品化! 鉄コレ 横浜市電1150形
こんにちは。
クリスマスの日に記事を書いています。メリクリです。
ちょうど一ヶ月前に横浜市電保存館を見学してきました。
最後に来たのがいつかわからないくらい数年ぶりの訪問でした。
今はなき横浜市電ですが、令和の時代になり、鉄道模型で蘇ることとなりました。
横浜市電1150形が鉄コレブランドで登場しました。
今年は市営交通100周年と言うことで、以前紹介した横浜市営地下鉄1000形と同様、100周年企画製品として発売されました。
今回は色違いで2種類製品化されました。
1960年頃まで採用されていたブルーとアイボリー(ほぼ白)のツートンカラーと、市電廃止まで採用されていたクリームに青帯の2色展開です。
実車はコスト削減のために塗装変更が行われたようで、模型を見ても旧塗装の方が凝ったデザインであることが分かります。
車番は旧塗装が1151号。青帯が1156号です。
1156号は上大岡の久良岐公園に静態保存されています。
前面幕は旧塗装は「桜木町駅」青帯は「横浜駅」となっています。
よく見ると車番の位置が両車で異なっていますが、実車の写真を見るとどちらも正しいとは言えないようで…。
1150形の場合、方向指示器とテールランプのちょうど中間くらいに車番があるのが正しいようです。
と言うより、模型の車番のフォントが小さめなので、ひとまわり大きいフォントで印刷されていればよかったのではと思います。
ここまで指摘しておきながら、私としてはぱっと見そこまで気になる要素ではないのでスルーしています。
ちなみにボディ形状の似ている1500形であれば青帯の個体のように上寄り位置で正しいようです。
床下機器は鉄コレの路面電車共通の形状のようです。
各車ボディ形状に違いはありません。
ビューゲルも鉄コレ共通規格のようです。
1150形の特徴でもある屋根上の通風孔も表現されていますが、スリット表現はありません。
ここは加工すると見栄えが良くなりそうです。
内装はグリーンで整形されていて、マスコンとブレーキの表現が細かいなと感じます。
ディスプレイして楽しむなら運転士を乗せても面白いかもしれません。
旧塗装で気になるのはアイボリーの隠蔽力ですが、ドア付近を見るとやはり下地の青が薄く出てしまっています。
しかし、Nゲージの量産品なら十分と言えるレベルだと思います。
ましてや鉄コレブランドでここまで綺麗なら優秀と言えるでしょう。
TOMIXの初期製品の113系湘南色は黄かん色が透けて黒ずんで見えることを考えると塗装技術の進歩を感じます。
付属のステッカーは前面幕、系統板、側面用サボが収録されています。
ステッカーは各車共通です。
サボに関してはかろうじて系統番号が読めるほどの細かさです。
系統選びが悩ましいです。
以上ひと通りのレビューとなります。
長らく製品化されてこなかった横浜市電が製品化されたと言うだけで意義があると思います。
今後のバリエーション展開にも期待したいところです。
比較的形状の近い1500形や1150形のワンマン仕様など出してくれたら嬉しいな…。
それでは、良いクリスマス、良い年末を。