【作品紹介】GMキット 103系鶴見線 T6編成
こんにちは。
先月の頭に購入した103系キットが組み上がりましたので、ここに完成報告とさせていただきます。
グリーンマックス製ハイクオリティエコノミーキットをベースに製作した103系鶴見線です。
首都圏103系の終焉が近かった2003年頃のT6編成をプロトタイプとしています。
T6編成を選んだ理由は
- 別売りの純正のインレタ(品番:7402)にT6編成の車番が含まれていた点。
- 前面窓枠や側面扉がHゴム支持で原型に近く製作しやすい点。
上記2点を考慮して選びました。
ちなみに純正インレタにはT3編成も含まれていて、前面の窓枠強化さえクリアできればT6編成同様に比較的組みやすい編成であると思います。
全車両の共通点を先に纏めると
- ボディ色(黄5号)はグリーンマックスNo.12を使用。
- モーター・床下パーツ一式はグリーンマックス純正のセット(No.7505)を使用。
- TOMIX製密連形TNカプラー装備。(品番:0336)
- 手すり別体化。
- ドアステッカーはトレジャータウン製(品番TTL856-01)と銀河モデル製(品番:N-781)を使用。
その他各車両ごとの特徴を研究の上、できるだけ忠実に再現しました。
まずは各先頭車両から。
両車ともにバルディローズ製前面強化板(品番:NB-211)を取り付けています。
前面強化に伴い、銀河モデル製テールライト(品番:N020)とトレジャータウン製手すりパーツ(品番:TTP262-01)を取り付けました。
ワイパーもトレジャータウン製ですが手元に余っていたパーツを使用しました。
クモハのKE70ジャンパー栓はトレジャータウン製(品番:TTP106B)です。
また、今回は純正のライトユニット(No.8379)を搭載しています。
乗務員ステップはトレジャータウン製手すりパーツに付属の長いタイプの物を使用しました。
ATS車上子はトレジャータウン製(品番:TTP151-05)のカプラーマウントタイプを選びました。
表記類は基本的にグリーンマックス純正ですが、JRマークはヤフオクで入手したものを使用しています。
T6編成の場合、クモハ・クハは扉のHゴムのみ灰色で戸袋窓と方向幕のHゴムは黒色になります。
また実車では、クモハ103-46のみドアコック蓋が更新タイプになっているため、タヴァサ製パーツ(品番:PN-459)を使用しました。
妻面は鉄コレの101系南武支線を参考にしながら窓埋め加工をおこないました。
元のガラスパーツを削り、ボディ色で塗装したものと上からプラ板で塞いだ形態にしてみました。
実車はどの窓もボディに対してツライチに埋めてあるようですが正確な情報が無かったので今回はこのような再現になりました。
検査標記はレボリューション製(品番:4298)で「大井工」のものを使用しています。
モハ102-142はルーバーの位置に特徴があり、鶴見線103系のモハユニットで唯一の異端車になります。
当時の近畿車輛製のモハユニットの特徴で、1エンド側のルーバーが戸袋窓一枚分左側にずれています。
模型では元のルーバーを削り、タヴァサ製103系用側面グリル(品番:PX-444B)を貼り付けて再現しました。
上で既に記載しましたが、各車でHゴムの色を分けています。
中でもモハ102-142は全て灰色Hゴムだったため現役当時は原型に近いという事で人気の車両だったようです。
クーラーは全車ファンが四角い日立製タイプのAU75が搭載されていますが、微妙に形態の違う2種類を使用しました。
写真奥の車両クモハ103-46とモハ102-142はKATO製のAU75BH(品番:Z04K9796)を、手前の車両はアルファモデル製(No.185)を使用しています。
アルファモデル製の側面フックが広いタイプはクハ103-523のみに使用していますが、実車は2004年から引退まではクモハ103-46にもこのタイプが搭載されていたようです。
KATO製クーラーは最近の415系に使われているだけあり、アルファモデル製と並べても違和感ない造形になりました。
最後に鉄コレ101系南武支線と懐かしい並びを。
ここまで作っておいて実は私、残念ながら103系の鶴見線には乗ったことがありません。
しかし、幼い頃に訪れた大船工場の一般公開で何度か見た思い出の車両です。
運転台体験のコーナーでは運転台に入った記憶があります。
思い出深い103系を手元に残すことができて満足です。
今回の103系キットは組み立ての工程で難しい箇所もありましたが、良いキットだと思います。
久々のキット製作でしたが、楽しめました。
皆さんも良い鉄道模型ライフを。
思い出のカッコイイ地下鉄 鉄コレ 横浜市営地下鉄1000形(非冷房車)
こんばんは。
あっという間に9月も半ばに迫ってきましたがいかがお過ごしでしょうか。
8月末から9月の頭にかけてお財布が淋しい日々が続いていましたが、ようやく給料が入ったので製品化発表時から狙っていた製品を購入することができました。
TOMYTEC 鉄道コレクション 横浜市営地下鉄1000形(非冷房車)3両セットです。
懐かしい横浜市営地下鉄が満を持して発売となりました。
開業時の第一編成をプロトタイプとしており、この3両編成は現在も動態保存されているそうです。
セット内容はMc1011・M1012・Tc1016で2M1Tということになります。
Mc1011をアップで見てみます。
現在の山手線E235系に通ずる縦のラインカラーが斬新ですね。
屋根まで青帯が伸びているのが開業時仕様の特徴です。
横浜市営地下鉄は第三軌条方式の為、Mc1011の台車には集電靴が再現されています。
前面はかなり気合の入った造形であることが伺えます。
ガラスの内側に表現された方向幕・運番表示器や運転台がリアルな奥行き感を出しています。
方向幕は印刷済みの「上大岡」の他、シールで「伊勢崎長者町」と「横浜」が付属しています。
また、市営地下鉄のロゴも綺麗に印刷されていて好印象です。
Nゲージのレールに乗せると標準軌の地下鉄がドンズバで似合いますね。
(よく見たら脱線している…)
胴受・ダミーカプラーのパーツも新規作成のようで気合が感じられます。
厳密に言うと非冷房時代だと電連の表現がないとおかしいのですが、造形の都合上省略されたのか、今後6連時代のバリエーション展開を見据えてこの表現になったのか気になるところであります。
内装も車椅子対応の近年タイプのものになっているあたり怪しいです。笑
個人的な予想としては2000形の方が出そうだと予想していますがどうなるでしょう。
今後に期待したいですね。
妻面ですが各車ナンバーの印刷がある他、アンテナの有無なども再現されています。
グレーのアーノルドカプラーが標準装備ですが今後交換したいと考えています。
既に指摘されている方がいらっしゃるようですが、今回の製品は床板パーツが奥まで入り込んでいる為、物理的にTOMIXのボディマウントTNカプラーに対応していないようです。
純正の走行化パーツを買って台車マウントのKATOカプラーあたりに交換すると良さそうです。
また、モーターを入れる場合は中間車に搭載することになりますが、何故か標準装備のトレーラー台車と付属のモーター用台車枠の形状が違います。
実車の写真を見る限り正しい台車はモーター用台車枠の方です。
標準装備の台車はTc1016の台車と同じなのでディスプレイ的にはおかしなことになってしまうので注意が必要です。
床下機器のモールドも過去の製品に比べ、かなり細かい印象を受けます。
この辺は他車種の流用かもしれませんが、近年の鉄コレブランドの進化を見ることができます。
私にとって横浜市営地下鉄は地元路線なので今回の1000形発売は密かに望んでいました。
幼少期は同じく地元路線の東海道線の113系よりも多く乗ったと思います。
1000形で戸塚駅まで行って大踏切から行き交う113系を見ていた頃が懐かしいです。
マイクロエースの3000形に対して3両で手頃な鉄コレ製品はありがたいです。
台車や各部の時代考証の違い、BMTNカプラー非対応など癖もありますが造形は文句なしで良い製品だと思います。
今回の製品は市営交通100周年企画第一弾だそうで、第二弾の横浜市電も含め今後の展開に期待です。
2021.8【今月の一枚】The Beatles オー・ダーリン/ヒア・カムズ・ザ・サン
こんにちは。
またもギリギリになってしまいましたが8月の1枚です。
今月の一枚はこちら。
The Beatles オー・ダーリン/ヒア・カムズ・ザ・サンです。
この企画初の洋楽紹介になります。
・概要
1970年6月に発売されたシングル盤です。
1969年発売のLPアビイ・ロードからのシングルカットですがこのカップリングとジャケットは日本独自のようです。
ジャケット違いですが同じカップリングのシングル盤がポルトガルから発売されているそうです。
末期のビートルズらしい完成度の高い2曲です。
・楽曲解説
オー・ダーリン(原題:Oh! Darling)
メインボーカルはポール・マッカートニーでシャウトの効いたボーカルを聴くことができます。
曲調はどこかオールディーさを感じさせるドゥーワップ風な雰囲気で非常に私好みです。
初期から完成されていたポールのメロディアスなベースラインこの頃になると一層磨きがかかっているので注目です。
ヒア・カムズ・ザ・サン(原題:Here Comes The Sun)
ジョージ・ハリスン作の名曲中の名曲です。
全体的にアコースティックな雰囲気が感じられる楽曲ですが当時は珍しいモーグ・シンセを使うなど、ジョージのソロ活動にも通ずる実験精神が感じられる楽曲です。
1971年の有名なバングラデシュ・コンサートではアコースティックギターのみで演奏されています。
今回のシングル盤は特に好きな2曲だったのでずっと探していたのですがなかなか見つからず、ようやくハードオフで安く売られていたのを発見し、手に入れることができました。
ビートルズは私が語るよりも諸先輩方の方が詳しいと思いますのであまり多くは語らないようにします。笑
ちなみに今日これから1回目のワクチン接種に行ってきます。
普段病気なんて滅多にやらないので副反応の心配はさほどしていませんがどうなるでしょう。
早く安心してビートルズのレコードを収集しに行ける日が来ると良いですね。
残暑厳しい相模線配給
こんばんは。
前回、鉄道模型のEF64のレビューを書きましたが今日は実車のEF64を見てきました。
今回の被写体は先月から配給輸送が始まった相模線の新型車両E131系500番台と長岡車EF64です。
8月下旬ですが今日は特に暑く、過酷な撮影になりました。
配9644レ EF64 1031+E131系500番台 G-03編成 @東戸塚〜戸塚 (東海道貨物線)
以前EF66 27を何度か撮影した場所で狙ってみました。
この撮影地は夏場の午後が順光なので今を逃すとしばらく撮影できなくなってしまう非常にシビアな場所です。
前回EF66を撮影した際はピントが甘かったのですが今回は満足な出来となりました。
今回のE131系は第3編成ということになるので、あと数本撮影する機会がありそうです。
もし次に撮影することがあれば別の撮影地でもチャレンジしてみたいところです。
最近は撮り鉄の問題がニュースなどで目立っていますが、今回の配給列車は特にトラブルもなく走りきってくれたようです。
Twitterを見ていると「平和でよかった」と言う声がちらほら。
今後も穏やかに撮影したいものです。
久々にバイクを走らせることができたので良い気分転換になりました。
限定セットのEF64 1031を格安入手!
こんばんは。
しばらく涼しい日が続いていましたがまだまだ夏は続きそうです。
最近は機関車の増備が止まりませんがまたも一両増備してしまいました。
TOMIXでは現在EF64 1030が単品販売されていますが、今回購入したものはさよならあけぼのセットに含まれていたもののようです。
限定品の特別要素としてランボードの色の違いや「長岡」の区名札が印刷で再現されている他、1031号機の特徴である小さめなJRマークが再現されています。(実車のJRマークは2015年頃に大型のタイプに戻されたようです。)
購入した当初はボディの状態が良くなく、前オーナーの工作によるナンバー周りの接着剤のはみ出しや手すりの破損などがありましたが根気よく修正してみました。
幸いはみ出した接着剤はゴム系だったため、爪楊枝やピンセットで簡単に剥がすことができました。
メーカーズプレートは当初「川崎重工・東洋電機」が付けられていましたが、実車は「川崎重工・富士電機」が正しいので、EF66の余剰パーツから拝借しました。
列車無線アンテナも未取付けだったので手持ちのKATO製パーツストックから。
パンタグラフは前オーナーによりKATO製PS22が搭載されていましたが接着剤でベタベタだったため、最近発売になったTOMIX製の金属製PS22(品番:0297)に交換しました。
気になる購入価格ですが…
なんと3000円でした!
格安で販売されていた要因はケースにありそうです。
旧製品のEF64 1000(品番:2115)のケースに入れられた状態で販売されていました。
購入したのはリサイクルショップだったのでおそらく、鉄道模型に詳しくない店員がケースの品番を見て査定したものと思われます。
多少の修正は必要だったものの、さよならセットの製品を3000円で購入できたのは幸運でした。
悲しきかな廃車回送…。
ちなみに写真の113系も長らく温めていた加工車両ですが完成率90%まで来たので近々紹介できたらと思います。
実車のEF64 1031は伊豆箱根ものがたりや115系の廃車回送などで撮影に行ったのが懐かしいです。
最近は相模線の新型車両E131系の配給で東海道線に顔を出しているようなので久々に見に行ってみたいところです。